HKS 製 EVC6 IR 2.4 徹底攻略! 簡単セッティング術 2 |
前回のブログの続きです。 今回は、EVC でのブーストのかけ方について。 「 ブーストはどれぐらいかけて良いでしょうか? 」 これは、よく頂くご質問です。 ではまず、その前に、実際のブーストのかかり具合について 考えてみましょう。 エンジンがノーマル、そしてタービンもノーマルの場合は 低 〜 中回転域で高めのブーストがかかり、高回転域になると 徐々にブーストが落ちてきます。 この落ちる現象を一般的に 「 ブーストがタレる 」 と言いますが、 タレ方には結構個体差があったりして、落ちやすい車両もあれば もちろん落ちにくい車両もあります。 大体、平均的には 1.0 〜 1.1 ぐらいに落ちるのが普通でしょうか。 これは高回転になるにつれ吸排気効率が落ちるせいで、エアクリや サクションパイプ、マフラー、メタキャタ等、効率がアップするバーツに 交換してタレにくくするのが効果的です。 ただし、高回転域で高ブーストをかけるとエンジンに大きな負荷が かかってしまいますから、自然にタレる状態よりも少しだけ多めに ブーストがかかるようコントロールするのが良いと思います。 それらを踏まえて考えると、低 〜 中回転域では 1.3 〜 1.4 ぐらい 高回転域では 1.2 ぐらいまでがお薦めです。 ノーマル状態でオーバーシュートも含めて 1.6 ぐらいかかる場合も あるかと思いますが、ブースト値が高ければパワーが出るというモノ ではありませんので、ノーマルの 1.6 よりも、ECU チューンした状態で EVC でブーストチューンした 1.4 のほうがパワーが出ます。 なので、ノーマル時よりも少し低めの設定にしておくのが安全面で お薦めと言えます。 それとパワーが上がれば、エンジンの消耗も加速します。 常にメンテを怠らず、ブーストはかけ過ぎないよう注意しましょう。 |
カテゴリー 【 チューニング 】 [No.1039] (2018/09/08(土)14:00:29) |