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前回のブログ記事に対し 「 福祉車両に関するご質問 」 がありましたので、
今回はそのあたりのことを少し書かせて頂きますね。

単に福祉車両と言っても、種類は色々あります。
詳しくお知りになりたい方は下の写真のようなムック本も出てますから、
そういった物も合わせてじっくり読まれてみる事をお薦めします。
( 私もこの本を読んで研究しました )

福祉車両に関する本

ここではザックリ簡単に、福祉車両と助成優遇関連についてご紹介しましょう。

【 車両の主な種類 】

・ 自操タイプ
→ お体のご不自由な方がご自身で運転する車両

・ 回転シートタイプ
→ 助手席や後部座席がドア側へと回転し、乗り降りがラクな車両

・ リフトアップシートタイプ
→ 助手席や後部座席が車外の乗り降りしやすい位置まで出てくる仕様
( 以前乗っていたウチのレジアスがこのタイプ )

・ スローパータイプ
→ 車椅子に乗ったまま乗り降り出来るよう、スロープが出てくるタイプ
( 今回購入したウチのデミオがこのタイプ )

・ リフトタイプ
→ 昇降機によって、車椅子に乗ったまま乗り降り出来るタイプ


※ 運転者による区分け
ご自身で運転 … 自操タイプ
介護者が運転 … 回転シートタイプ、リフトアップシートタイプ、スローパータイプ、リフトタイプ

※ シートによる区分け
車両に装備されたシートに座る … 自操タイプ、回転シートタイプ、リフトアップシートタイプ
車椅子のまま乗車 … スローパータイプ、リフトタイプ

★ 乗る方の状況に応じて車両タイプを選ぶのが重要。
ただし、症状が進行する方の場合は、スローパーやリフトタイプがお薦め。


【 助成制度・優遇措置など 】

・ 自動車取得税 (地方税) の免税
→ お体のご不自由な方がご自身で運転、または、生計が一緒の同居者が運転する場合

・ 自動車税 (地方税) の免税
→ お体のご不自由な方が利用すると認められた車両

・ 消費税 (国税)
→ 以下の車両は非課税になります

・ 自操装置を取り付けた車 ( 新車購入時に取り付けた場合に限る )
・ 自操専用車 ( 最初から自操用として作られた車両 )
・ 助手席回転シートと車椅子収納の両方が装備された車両
・ リフトアップシートタイプ
・ スローパータイプ
・ リフトタイプ

※ 自動車取得税と自動車税は地方税のため、各都道府県によって対応が異なります。
また、障害等級などによっても免税の対象になるか否か違ってきます。
詳しくは各都道府県事務所や福祉事務所でご確認願います。

・ 助成関連
→ 以下のような助成制度・優遇措置があります。

・ 自動車購入や運転技能取得のための資金貸付制度
・ 自操装置の取付など改造費を助成
・ 高速道路など料金割引
・ 公共駐車場などの利用が無料 ( 障害者手帳の提示が必要 / 場所によって異なります )
・ 駐車禁止の除外や歩行者用道路の通行許可 ( 福祉車両以外でも取得可 )

駐車禁止の除外 歩行者用道路の通行許可
通院する場合、歩行者用道路 ( スクールゾーンなど ) を通らなければならない事も
ありますよね。この場合は 「 歩行者用道路の通行許可 」 の取得しておくと良いです。
また、病院の駐車場は混みますから、停められない場合も充分に考えられますので、
福祉車両の場合は 「 駐車禁止除外指定車票 」 も取得しておく事をお薦めします。



【 関連情報 】

書籍購入先情報 :
Amazon.co.jp
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投稿者 : HP運営チーム [No.24] (2006/09/20(水)01:59:43)




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